進化したRawTherapee Lightroomはもう必要ない?

 RawTherapeeはフリーのRAW(デジカメ生データ)現像ソフト。最近大幅に機能強化され使い勝手や安定性も向上した。機能は実に強力多彩で研究・分析にも使えそうだ。私は普段RawTherapeeを使っているが、これに慣れると Lightroom がとてもアッサリして見える。RawTherapeeは文化財の記録など、時間とコストをいとわず最高の処理結果を求める用途に応えてくれそうなソフトだ。

 RawTherapeeは現像に特化されていて編集加工機能はほとんどない。これはフリーソフトのGIMPと連携する解決策が用意されている。

※:GIMPは使い勝手にクセがありバージョンによってはRawTherapeeとの連携(編集結果の同期)がうまくいかない。このようにフリーだから仕方ないと思える品質問題もあるが着実に進化しておりPhotoshop CCに近づいている。
 GIMPは現在8bit/chしか対応していないが、Ver3から16bitに対応する予定でこの問題も解決する見通しだ。私がGIMPを敬遠してきたのは編集するたびに劣化を伴う8bit画像処理のせいだったがここが改善されればPhotoshop CCの代替として普及が進むかもしれない。

 

rawtherapee1RawTherapeeのカラーマネージメント設定。入力プロファイル、作業プロファイル、出力プロファイルの設定項目が縦に並んでいる。出力プロファイルにCMYKに相当する”JapanColor2001Coated”がセレクトできる点に注目。JapanColor2011も標準サポート。他に使い切れないほど多数のプロファイルが登録されている。

 作業プロファイルから出力プロファイルへの変換は自動。AdobeRGBに対応したディスプレイを使って編集するだけで見た目通りの入稿データがTIFF(16bit)で得られる。

 

 

Lightroomには優れた写真管理機能があり、この機能に替えがたい魅力を感じて使い続ける人もいるようだ。ここをPicasa(フリー)に代替できればLightroomをRawTherapee+Picasaに置き換えることができるだろう。検索用にテキストタグを入力できるので、Lightroomほどでないが写真の絞り込みができる。

それに以前も書いたがアマチュアがRAW現像する場合はRawTherapeeなどのフリーソフトを使っていきたい。将来カメラを買い替えたときにソフトが対応してないとソフトの方にもアップデートが必要になって思わぬ出費になることがあるからだ。
 RawTherapeeのアップデートは割と頻繁だがカメラ対応は迅速とはいえない(p7700対応は発売から半年くらい待たされた)ので、新しいカメラを買う場合は事前にチェックをお勧めする。

 

 RAW現像をやらない人はPhotoshop Elementsが最高のパートナーになる。ヤフオク出品用の写真を沢山読み込んでトリミングだけ行い、そのまま一挙にリサイズ&標準補正をかつつ保存終了することが出来る。ブログ掲載に使う画像を作る機能も必要十分なものが備わっている。GIMPには残念ながらこのような連続処理の機能が標準で備わっていない。RawTherapeeでもキューを使って似たような処理ができるが、Elementsの方が快適だ。

 Elementsはユーザーの要求にどこまでも応えてくれる奥の深いソフトだ。「こんなことができないか」そう思って機能を調べると既に完成度の高い形で用意されてる。
 私は未だElements4を使っている。現在は13までアップデートが進んでいるが、基本機能は4の時点で完成されており大きく変わっていない。Elementsの完成度はきわめて高く、誰にでもお勧めできるソフトだ。

 

<参考購入先>
Photoshop Elements 写真編集の決定版
Lightroom 高度な管理ツールが魅力的なRAW現像ソフト
AdobeRGB対応ディスプレイ
カラーマネジメント モニター 正確な色再現に欠かせないモニターです

<ダウンロード先>
RawTherapee 
RawPedia RawTherapeeの日本語オンラインマニュアル。サポートカメラはこちらを参照
GIMP2 Photoshop CC の代替候補になる編集ソフトです
Picasa3 写真管理はこれで決まり。一覧性に優れ必要な写真がすぐに見つかります

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