簡単な工夫で加齢臭を完全に消す

 私は以前、家族から加齢臭がすると言われたことがある。しかし最近は娘から「パパいい臭いだね」と言われる。誰でも歳を取ると体の匂いが強くなる。男性の加齢臭だけでなく、女性のオバサン臭も気になる臭いに違いない。ワキガは年齢に関係なく問題になる臭いだ。

 

 男性の加齢臭は、ノネナールが原因といわれてきた[wiki]。これは臭いの元になる原因物質の一つであって、それ自体、さほど臭うものではないらしい。問題の臭いは大抵、ノネナールや皮脂などの原因物質を皮膚の常在菌が分解することで二次的に生じたものだ。
 加齢臭については最近、「ジアセチルが原因であることを発見した」という報告がある[1]が、通常、悪臭は様々な成分で構成されいている。たぶん、ジアセチルだけでは加齢臭を正確に再現できない。この話は「主な成分の一つがジアセチルであることを見つけた」のだろう。私には後の商売に都合良くなるよう書かれた宣伝文句に見える。

 これら体臭の対策グッズは、消臭成分を配合した薬用ボディーソープや石鹸などが主流になっている。これらは確かにそれなりの効果があるが、高価なものが多い。「良く洗え」というアドバイスもあるが、実際はあまり効果がない。洗ってもすぐに体から臭いの原因物質が湧きだし常在菌が復活するためだ。

 

 最近、掃除にクエン酸を使うようになって、消臭に優れた効果を発揮することがわかってきた。例えば夏場問題になる台所の生ゴミやペットのトイレがそうで、今までどうにもならないと思っていたこれらの匂いを気にならない程度まで消せる。クエン酸に消臭効果があることは以前から知られているが、実際の効果がとても高いことに驚いている。

DSC01546aとてもくさいペット(ウサギ)のトイレ。数%のクエン酸水を少量、入れておくだけであまり匂わなくなる。ゲージの中もペットも快適。

 

 

 いろいろな消臭にクエン酸を使ってみた結果から、消臭の原理はアンモニア(アルカリ)の「中和」と、有機物を分解して臭いを出す「菌の活動を抑制」することの2つがあるように思えた。市販の消臭剤は出た後の臭い成分に働くが、クエン酸は臭いの原因に働く。クエン酸の消臭効果が意外に優れるのは、この違いによるものと推察する。

 我が家では、クエン酸を体を洗ったあとの皮膚の中和にしばらく使ってきたが、これが体臭の抑制に効果があることに気が付いた。なぜクエン酸が体臭に効果があるのか。おそらく、臭いの元になる菌の活動を抑制し、臭いの発生自体が少なくなった為だろう。

 

DSC01548a 浴室に常備した3%クエン酸スプレー。元々掃除用に作ったボトルだが、洗った後の皮膚の中和と体臭予防に使っている。使い方は、頭や首筋、脇の下に吹いてお湯で洗い流すだけ。
 クエン酸を使い続けることで、皮膚表面の常在菌の菌相が変わり、臭いをあまり出さない種が優勢になっているかもしれない。

 これを使うと高価な薬用ソープが不要になる。ただし保湿成分の多いソープを使うと少し匂うことがあるので無添加のシンプルなものを使って欲しい。

 

 

<参考購入先>
クエン酸 いろいろ使えるクエン酸。キロ単位がお買い得
クエン酸が使えるスプレーボトル 面倒なクエン酸もスプレーボトルに入れると実用になります
加齢臭の対策グッズ
無添加ボディソープ クエン酸と相性のよいボディソープです

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<参考文献>
1.㈱マンダム News Release

 

簡単な工夫で加齢臭を完全に消す」への5件のフィードバック

  1. いつもお世話になっております。
    先日より試させて頂いておりますが、効果が絶大で衝撃を受けています。

    当方も腋臭が少々出る体質で、これまでは使い捨てボディーシート等で汗を拭き取り後、制汗デオドラントスプレーをしていました。場合によっては、ボディーシートにアルコールを追加噴霧したりもしていましたが、いずれにせよ消臭効果が大して持続しない印象がありました。
    しかし、この3%水溶液を出勤前に腋の下や首筋等にスプレーし、余分な水分をふきとる(実際はそのまま着ているTシャツ等に吸わせています)だけで、出勤→オフィスワーク→帰宅まで臭いが出てきません。帰宅時どころか、それ以降もさらに持続しそうです。
    オフィスはともかく、出勤時は満員電車に揺られるので、気温の高い季節にはそれなりに汗ばむのですが、パウダースプレーに比べて効果も持続時間も圧倒的です。
    また、腋にかぎらず、どうしてもムレやすくなる股の付根付近や足裏にも効果的でした。

    洗い流さずとも粉をふいたり、ベトついたりもしないし、白Tシャツ等を着たまま吹いてもシミになったりもせず素晴らしいです。
    ※もちろん、肌の状態や相性に個人差があるので、当方のやり方は万人に無条件には勧めませんが。

    清涼感やサラサラ感はともかく、消臭という点でいえば、市販スプレーはもう不要かもと思いつつあります。
    コストパフォーマンスも抜群ですし。

    なお、安価で効果の抜群な自作消臭・防臭剤としては、ミョウバン水もあるようなので、こちらも試してみて効果や使い勝手など比較してみたいと考えています(ほどよくブレンドすると、さらに効果的だったりして?)。

    返信
    1. 創造の館 管理人 投稿作成者

      ゆさんいつもお世話になります。

      クエン酸が市販の消臭剤より効果がある・・そう聞くとみな「ふーん、そうかもしれないね」で終わってしまい、やってみようと思う人は少ないのが実態ではないでしょうか。この方法は昔から知られていたようですが、私も自分でやってみるまで半信半疑、試そうとも思いませんでした。

       私の場合、肌にスプレーしたままだと刺激があるので、お湯で流してしまいますが、それでも十分な効果を実感しています。それ以外でも
       高価な消臭剤入りボディーソープが安価な一般品でよくなったし、 お風呂の洗い場周辺で目立っていた水垢が見えなくなるなど多くの副次効果が得られています。

      あと、ミョウバンの件ですが、たぶん「酸」が消臭効果の本質なので、酸同士を混ぜるのはあまり意味がないと思います。また、より弱い酸であるミョウバンでクエン酸と同等の効果を得るためには、濃度を濃くしたり、使用量を増やす必要があり、経済的にもマイナスになると思います。

      返信
      1. コメントありがとうございます。

        一般に体臭・汗臭は自分の臭いには鈍感になってしまうことから、これまで暑い時期には満員電車等で「周りの人から臭いと思われていないか?」との漠然とした不安がありましたが、これのおかげで解消しました。感謝しております。

        あと、ご指摘の通りクエン酸の方が消臭・防臭効果だけなら効果が高く、それのみで十分いけると思っています。費用対効果も高いですし。
        ミョウバン水で気になっているのは、制汗・収斂効果のほうで、これがどのくらいのものなのか実際の使用感を確認したいと思っています。
        よさそうであればブレンドすることにより、両方の利点を活かした究極?の防臭水ができないかと目論んでいます。

        世間では3%水溶液(wt比1:30)を原液とし、0.3~0.5%位(原液6~10倍希釈)を肌用に使っているようなので、現在焼きミョウバン(581円/500g)を購入し、0.8%液(500ml)を自作して試用を開始しています。

        焼き(無水)ミョウバンの溶けの悪さはやはりよく知られている通りで、最初なので少し温度を加減したお湯を使いましたが、溶けきらず薄く白濁した感じの液になり、ほぼ丸一日でようやく透明の液になりました。最初から容赦なく熱湯で溶かしに行ったほうがいいようです。
        この点は、明らかにクエン酸の方が常温ですぐ溶けてラクですね。

        消臭効果はとりあえずは半日(12hr)くらいは十分持ちそうな感じですが、なにせここ最近クエン酸のせいで、スタートの段階から臭いがほぼないので、逆にわかりにくくて困っています(笑)。
        ベタつきがわかりやすい顔に使うと、少しさっぱりした感もありますが、プラシーボ効果かもしれませんので、しばらく様子を見たいと思います。

        返信
        1.  おひさしぶりです。
          あれから、あらゆる検討を尽くしたわけではありませんが、これまでにクエン酸およびミョウバンの0.5~3%の溶液を試した範囲において、現状でざっくり以下の印象を持っています。
          (注記:ここに目を通される他の方に:あくまで「個人の感想」で、無保証です。また、実施は自己責任で。)

          ・ミョウバンもクエン酸も0.5%以上の溶液は、少なくとも半日(12hr)程度は消臭・防臭効果を保つ。どこまでが限界かは見切れていないが、汗をかく時期に普通半日以上何もケアしないことは考えにくいので、もう充分とも言える。

          ・市販の粉末消臭スプレーと異なり、どちらも汗ばんでも効果は簡単にはなくならない。

          ・どちらも、べたつき、粉ふき、シミ付き、余計なにおいなどもなく肌着やシャツ、靴下、ズボン等の上からでも使用でき、衣類の防臭・消臭にも利用できる。おかげで、CM等でよく見かける衣類等の消臭剤も無用となった.
          (ただし、あらゆる衣類で問題ないかどうかは関知しない。)

          ・3%以下の溶液で用いる範囲においては、クエン酸溶液とミョウバン溶液および、ミョウバン+クエン酸混合溶液には顕著な差は感じられなかった(いずれも十分に消・防臭効果はある)。
          ミョウバンは固体(粉or結晶)や高濃度の液体であれば、制汗作用等で差が出るのかもしれない(市販品では結晶の表面を濡らして、肌に塗り込むように使用する製品が存在する)。

          ・肌着や靴下のゴムやベルト等による締め付けで、あせもになりやすい部分に使用すると、原因菌の活動が抑制されるのか、完全ではないがある程度低減される感がある。同様に水虫の増殖を抑える効果もありそう。
          (万人に効果があるかどうかは関知しない。)

          というわけで、3%以下の溶液で使う範囲においては、クエン酸一本で充分そうで、また市販の汗臭・体臭対策用品の多くを代替できてしまうようです。
          吹付け用に1%(前後)、風呂でのリンス用に3%があればとりあえずは事足りそうですね。

          まだ、クエン酸もミョウバンもたくさんあるので、また何か面白い検討結果が出たら報告します。

          返信
          1. 創造の館 管理人 投稿作成者

            ゆさんいつもお世話になります。

            いろいろ実験・検証されたようで、多くの方の参考になります。
            当方はボディーソープを消臭薬用から安価な商品+クエンサンに替えて長期検証中です。いまのところ問題ありません。
            水虫という新たなKWが出てきました。角質の中で繁殖したものは酸がとどきませんが、予防には十分役立ちそうです。

            肌のクエンサンを常用すると、酸の環境に適した別の菌が増えてくると推測します。どうなっていくのか、様子をみていきたいと思います。
            ゆさんも新しい発見がありましたら、ぜひ教えてください。

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