クリスマスイルミネーションの選び方と屋外の防水配線のコツ

 「クリスマスイルミを綺麗に飾りたい」そこで問題になるのが屋外の電気配線。防雨対策が必要だが、適当な配線資材がない。ここで苦労している人が多いと思う。普通の屋内用配線資材を、簡単に防水できる方法をご紹介する。

 

難しい屋外電気配線

 (2017/11/27追記)

アイリスの防雨型のコンセントBOXの裏側 防雨型のコンセントBOXは種類が少なく、高価なものが多い。写真はアイリスのPS-4CBD1 大きい図体の割に差し込み口が少ない。

 

 

 自作の屋外コンセントボックス。100均のプラケースの底面に穴をあけただけ。紫外線で劣化しないよう亜鉛メッキスプレーしてある。もう何年も外にあるが問題ない[1]

 この手のボックスはいくつか作ったが、足をつけて浮かせても底の穴から湿気が入る。地面が湿り気を帯びる場所には適さない。

 

 これと似たコンセプトの商品に、プラケースにACタップを入れただけのコンセントボックスがある。

 

 

屋内用配線資材を防水仕様にする

 普通の延長コードや分岐コードを、一時的に屋外で使いたい・・そんな都合のいい要求に応える方法がこれ。

不乾性パテでACプラグを防水シールした例1 不乾性パテでACプラグを防水シールした例2

 隙間や接続部を不乾性パテ(ネオシールB-3)でくるむだけ。クリスマスシーズンだけ持てばよい、とするならこれで十分。動いたり抜ける恐れがある場所は上からビニールテープを巻いておく。

 パテは綺麗に剥がれるので、シーズンが終わったらパテも電線資材も、すべて元通り。

 

スイングプラグの例 注意がある。配線資材は完全樹脂モールドされたものを使うこと。オスプラグが回転する「スイングプラグ」(写真)はシールが難しいので使わないこと。

 

 

 ちなみに長期間持たせる場合は、自己融着テープ屋外用ビニールテープ(もしくはアセテート粘着テープ)を使う。これで処置しておけば、数年はいける。

 

イルミネーションの選び方

 LEDが普及してから白やブルーのイルミが増えた。ホームセンターでLEDの飾りを探すと白かブルーが多い。この色のイルミを見ると、ただでさえ寒いこの季節によけい寒く感じる。クリスマスは暖かい色で迎えたいもの。

 白と称する光源には、昼光色(6500K)、昼白色(5000K)、白色(4200K)、温白色(3500K)の4種類ある。K(ケルビン)は色温度のこと。

 ちなみに電球色は3000K。「黄色」「ウォームホワイト」なとど書かれている商品は電球色に相当する。4200K以下の電球を選べば寒い印象を与えない。青はやめてくれ。

 

電球色のクリスマスイルミネーション 電球色(3000K)のイルミ。外に飾る人もいるが、通行人を喜ばせるだけ。通行より家族を大事にしたい。

 我が家の飾りは、屋内の窓から見える木と、窓際の床に這わせるだけにしている。

 

 

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