1019年7月、うちの子供がこんなことを言っている「NHKをぶっ壊す NHKをぶっ壊す NHKをぶっ壊す・・」ナニかと思ったらN国党(NHKから国民を守る党)のキャッチフレーズ。その政見放送をYouTubeで熱心に見ているのだ。個性派ぞろいのN国党候補者はウチの子供に大人気。これは戦略の一環か、それとも予期せぬ副次効果か。
子供に注目されるN国党
N国党のおかげで選挙がおもしろい。今回のN国党の戦略は子供をターゲットにしたのだろうか。今まで面白みのなかった政見放送がまるで芸能人のお笑い番組のようになっている。
NHKをぶっ壊す 不倫・路上カーセックス 令和の百姓一揆
「もしかして百姓って私たちのこと??」同じフレーズを何度も言うものだから、頭に刷り込まれて自然と口から出てしまう。私などはこれらのフレーズがNHKから流れてくるところに感心する。「NHKって本当に公平な放送だったんだね」。
「ねえパパ、NHKって見なくてもお金を取るの?」
子供からそんな質問をされるようになった。N国党のおかげで、この問題が未成年にも関心を持たれている。
子供たちの会話には、こんなものもあった。
「ねえ、にいちゃん、NHKって、チッソと、水素と、カリウムで出来てるの?」
「それって存在できないよ」
N国党は大丈夫なのか
党の目標はただ一つ。NHKのスクランブル化。
N国党代表の立花氏のことを調べるとNHKと戦ってきたクセのある人物。イラネッチケー(NHKだけ受信できなくする装置)をめぐる裁判もこの人だった[1]。中にはこんな党があってもいいのではないかと思っている。
これも結局因果応報か
こういう政党が出現して、NHKのスタジオから「ぶっ壊す」という放送が流れるハメになったのは、NHKが長年にわたり皆に与えてきたストレスが元になっているに違いない。
NHK集金人のせいで嫌な思いをした人は多いはず。今回の参議院選挙は、その人たちのハートをガッチリ捉えそうだ。
2019参議院選挙当選
N国党の政見放送を見た人は、泡末候補者(考えてることがおかしい、取るに足らない存在)と思ったかもしれない。その後のインターネットTV出演AbemaPrime(’19/8/1)によると、当選の裏には本人なりの緻密な選挙戦略があったようだ。また、コメンテーターとのやりとりから、単なる泡末議員でないことを印象付けた。素人にわかりやすい表現と説明に好感を持った人も多いと思う。
YouTubeで情報発信するN国党
新聞TV雑誌に正しい報道は期待できないということなのか、N国党の報道はYouTubeの本人チャンネル[2]が主体になっている。
YouTubeの立花報道はまさに言いたい放題。金や利権の絡んだ新聞TVでは決して報道されない、NHKや関連団体の不正を暴露している。
公平公正を逆手に取る
立花氏は議員会館のNHK受信料を踏み倒すと公言している。でも建前上だれかが集金に行かなくてはならない。
それと議員が5人になればNHK日曜討論の出演権を得る。この番組はNHK幹部が出演依頼に行くらしい[3]。NHKは公平公正がモットーだから、相手が誰であれ呼ばないわけにはいかない。NHKがこれらにどう対処するのか、見ものだ。
手出しできないNHK
立花氏はNHKで経理をやっていた職歴があり、内部事情に詳しい。そして今や参議院議員。YouTubeを使って内部不正をどんどん暴露し、一部は他のメディアで拡散されている。
この動きに対しNHKの反応は静かだ。NHKを不快に思う人は国民だけでなく民放にも多いという。下手に動けばそれをネタに袋叩きにあうのは必定。今は静観するしか無いのかもしれない。
子供たちの支持を得る~令和のヒーロー?
我が家の子供たちは今も熱心にYouTubeの立花チャンネルを見ている。ヒヤリングしてみると、
「歯に衣着せぬ」「強大な権力に敢然と立ち向かう」「言いたいことをズバっと言う」
そんなところが気に入ったらしい。子供たちにとって、立花氏は「令和のヒーロー」。これはNHKの将来にとって大きな不安要素。
「NHKは契約だけして不払いでOK」
これが常識になりつつある。YouTubeの立花チャンネルを見た人が「公共放送は大事なものだから支えよう」などという気持ちになるはずがない。結局NHKは遅かれ早かれ、大規模な改革を迫られそうだ。
その後の経過
追い詰められるNHK(2019/8/9)
議員会館に設置したテレビの受信契約を終えて不払いを宣言。「文句あるなら裁判どうぞ」という姿勢。ここまで強気になれる理由の一つに、法律で定められている「設置日」の記載をNHKがオプション扱いにしてきたことがある。
N国党の狙いは、契約を違法として認めさせる狙いがあるようだ。NHKが負ければ契約そのものが無効(ヘタをすると過去のものまで)になってしまうし、裁判せず放置すれば不払いが広がる。どっちにしろ、じわじわ追い詰められているのはNHKだ。
不快にさせた人間は許さない(2019/9/8)
選挙活動中ヤジを飛ばした民間人にはじまり、マツコデラックス、週間文春、総務省、NTTドコモ、共産党の志位和夫委員長・・次々に血祭りに上がっている。炎上させることでYouTubeの収入を増やす作戦なのかもしれない。いずれにせよ、
「N国党をうかつに批判するととんでもない結果を招く」そんな感じだ。
それにしても立花氏の行動力には感心する。NHK以外の政治問題にも踏み込んでおり、彼の活躍に期待したい。
<参考購入先>
衛星アンテナ
アンテナを設置すると地域スタッフがすっとんで来るのはなぜでしょう。不思議ですね。
<関連記事>
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<参考文献>
1.NHKから国民を守る党 Wiki
2.立花孝志のYouTubeチャンネル
3.N国党が議員5人になればNHKは日曜討論に参加させるのか NEWSポストセブン
4.NHKから国民を守る党【立花孝志】参院選挙候補者の元カノと現彼女とは誰? 週チャンネル