写真は折りたたみ型のMOBO Keyboard2。この商品はアンドロイドでも使えるが、メーカーがサポートしていない。調べると、アンドロイドは機種によってキーマップがデタラメすぎるのでサポート対象外にしたという。そこで今回は、Bluetooth接続でアンドロイドスマホ(AQUOS sense7)と接続してみた。
この種の小型キーボードの中で定評あるロングラン商品。高価でやや重いが、金属を使って構造がしっかり出来ているためと考えたい。付属ケースはスマホ立てになり大変良く出来ている。打鍵は小型ノートPC並みであり使いやすい。
折りたたみ機構の拡大。金属部品を使ってしっかり作られている。
ペアリングと初期設定
説明書に従いペアリング出来たら、スマホの歯車ボタンを押して次の設定を行う。
設定ーシステムー言語と入力ー物理キーボードー(MOBOを選択)ーキーボードレイアウトの設定ー日本語109A配列
CapsとCtrlを入れ替えたい人は、Google Playから
物理キーボード配列変更(+親指Ctrl)日本語配列
をインストールして同じ設定の所で 日:[Caps]→[Ctrl]を設定する。物理キーボードの画面で、日:[Caps]→[Ctrl]を設定するのを忘れないこと。
これで準備完了
実際の使用
一度ペアリングすると、次からはキーボードを開くだけで自動的に電源が入りペアリングされる。閉じると電源も切れる。スマホがスリープになっても、どれかキーを押すだけでスリープ解除され作業を続行できる。大変使い勝手がよい。
押した通りの文字が出ない場合は大目にみて代替入力でカバーする。変換に関する代表的な機能は次の通り。
キー | 機能 |
Alt | 半角/全角切り替え |
F6 / Ctrl+U | ひらがな |
F7 / Ctrl+I | カタカナ |
F8 / Ctrl+O | 半角 |
F9 / Ctrl+P | 全角英字 |
F10 / Ctrl+T | 半角英字 |
Ctrl+K / Ctrl+L | 文節区切り変更 |
よくあるトラブルに、ローマ字固定モードになって戻らなくなることがある。この場合、Caps Lockが入っていることが多いので、まずこれを外してAltを押すとよい。PCでCapsとCtrlを入れ替えて使っている人はこのトラブルに逢いやすい。上記の入れ替えソフトを入れておくことをお勧めする。
ShiftやCtrlキーとの組み合わせでいろんな動作をするが、どうせ覚えきらないものは覚えんでいい。
結論
私はこれまでスマホのテキスト入力は音声に頼っていたが、電車の車内や屋外など騒音の多い場所ではうまく機能しないことがあった。
これがあれば何処でもテキスト打ちが出来る。Google Docsを使って議事録やメモを書ける。ノートPCよりコンパクトで他人の目も気にならない。
値段がやや高いが、使いやすくしっかりした作りで満足行く商品。コンパクトキーボードはこれを買って忘れていい。中途半端なものを買って使いづらい結果になっては意味がない。
<参考購入先>
MOBO Keyboard2