コンタクトレンズの流出(紛失)を防止する~レンズを洗う流し台の排水目皿の選び方

 コンタクトレンズを使う人にとって洗面台の排水穴は鬼門。私はここで何度かレンズを失っている。「何か被せるものはないか」ホームンセンターにはいいものがない。ところが公共のトイレや飲食店にはそれがある。同じものを探して見つけたので、ご紹介したい。

 

排水ゴミ受けの問題

 排水穴にゴミ受けを設置すればレンズの流失を防げる。ホームセンターに行くとメッシュをくぼませた形状のゴミ受けがある。いくつか買ってみたところ、次の問題があった。

  • メッシュが細かすぎてすぐ目詰まりする。
  • くぼんだ構造のため掃除しずらい。
  • 掃除の際に不衛生な思いをする
  • 流し台とデザインが合わない

 設置すれば確かに流失の問題を防げるが、一般的な目が細かすぎるため詰まりが早く、くぼんだ形状がメンテを難しくしている。メンテをサボれば水が流れて行かない。使ってみると、これが相当なストレスになった。

 

洗面台の目皿

洗面台の排水口から取り出したヘアーキャッチ 写真はヤマハ(トクラス)の洗面台に付属するヘアーキャッチの例。髪の毛を通さない機能に優れるが、これも目詰まりが早い。

 1週間に1度くらいの頻度で掃除が必要になるが、雑菌やヌメリだらけで掃除そのものが不快。しかも入組んだ構造のせいで掃除がしにくく、ハブラシを使って目詰まりを解消するのがとても面倒である。

 

公共施設や飲食店でみかける目皿

排水口にセットされたお椀型の目皿  写真は公共施設のトイレに設置された目皿。ファーストフード、コンビニでも同様のものをみかける。

 上に凸のお椀型。穴に被せるだけの簡易なものだが、その機能・性能は優れている。

 

 穴のサイズが適切で目詰まりしにくく、表面が凸のため掃除やメンテナンスがやりやすい。普段のメンテは表面のゴミをティシュで拭き取るだけでよく、不衛生&不快な思いをすることがない。

 シンプルな外観はどんな洗面台にもマッチし違和感が無い。もちろん、コンタクトのレンズを落としてもセーフ。問題は入手先だけだった。

 

100均で発見する!

 上記のお椀型目皿を探し求めていたところ、意外なところでそれを見つけた。

市販のお椀型排水目皿 ゴミシャット(TY企画) 写真は発見したゴミシャット(TY企画)という商品。キャン・ドゥ[1]で扱っている。

 お椀の整形がいびつな部分や裏側のスプリングの曲がり方からすると、公共施設でみかける目皿と同一品とみられる。

 キャン・ドゥが近所にあれば、第一にお勧めしたい。

 

 

表面がフラットな目皿

排水口にセットされた平らな排水目皿 PH40F-2-S (三栄水栓製作所) 写真は万能排水皿 PH40F-2-S (三栄水栓製作所)。ゴミシャットを見つける前に仕方なく使っていた商品だが、これもなかなか良い。

 凸の形状は同じだが、中央にある窪みに止まったゴミの掃除がややしずらい。また裏のスプリングが2又なためセンターがずれやすい欠点がある(ゴミシャットは4ツ又)。

 機能的には100均のゴミシャットのほうが優れるが、入手できなければこれでも十分、代用できる。

<参考購入先>
三栄水栓 万能排水皿 S PH40F-2-S

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<参考文献>
1.キャン・ドゥ