写真はブラザーのインクジェットプリンターMFC-J825N。買ったのは2012年6月なので10年になる。調子良く使えていたが・・
トレイ最後の1枚で紙詰まり発生。直そうと思ったらタイミング悪く来客。しばらく忘れて放っておいたら、ヘッドが完全に乾いて白紙ばかり吐き出す結果に。ヘッドが途中で止まったまま放置したのがいけなかったらしい。
目詰まりを解消のためクリーニングを繰り返すとやたらインクを消耗する[1]。以前は本体を分解してヘッドを取り出し、お湯につけることをしていた。これは作業が大変なうえにリスクが高いので、今回は別の方法を考えた。
やり方は、吸水性のあるキッチンペーパーや布などにIPA(イソプロピルアルコール)をしみこませてヘッドの下に置き、しばらく放置するだけ。IPAは水性だが油性の汚れも溶かす溶剤。お湯より溶かす力が強く樹脂への影響も少ない。
クリーニング動作中にコンセントを抜き、ヘッドが自由に動く状態にしてから作業する。IPAで湿らせたペーパーをヘッドの下に押し込んだら、時々左右に動かしてなじませる。写真はキムタオルを使用。
15分くらい放置した後クリーニングをやってみる。この結果はあともう少し。きれいに治るまで、同じ作業を繰り返す。これで、ほぼ100%解消できる。ついでに左右のインクパッドに溜まったインクをキッチンペーパーで吸い取るとよい。
ヘッドの洗浄というと、注射器を使って洗浄液を圧入したり、洗浄カートリッジを使う方法もあるが、廃インクタンクが一杯になって買い替えになるリスクがある。
なにをやるにせよ、このような洗浄はすべて自己責任。
ブラザーのプリンタについて
10年使ってきたブラザーは快調だった。保証期間が切れてから互換インク(むさしのメディア製)を使い続けているが、まったく問題ない。買ってから10年、ヘッドクリーニングをやったことは一度もなかった。
ブラザーを買う前は、エプソンを買ってきた。いつも半年くらいで目詰まりが目立ち始め、そのうち給紙ミスが頻発して2年持たないことが多かった。
このブラザーは当時税込み16,590円。10年間この道具が私に与えてくれた利得は計り知れない。これが壊れたら、次もブラザーを買うのが正しいに違いない[2]。それと、今回のトラブルで「紙詰まりを放置したらヘッドが乾く」という新たな教訓を得た。
<参考購入先>
IPA(イソプロピルアルコール)
ブラザーのプリンタ
互換インク
洗浄カートリッジ
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