ホームシアターを作る3~テレビの音を改善する

DSC03347 今時のテレビは音が悪いものがほとんど。音はAVアンプとスピーカーの追加で改善できる。

 今回はプライベートエリアに設置したテレビ(東芝40J7)にAVアンプ(パイオニアVSX-S500)を追加して音の改善を試みた。

 

 

AVアンプの選定

 普段のTV音声再生に使うので消費電力の低いデジタルアンプが適している。そこでパイオニアVSX-S500を選んだ。サラウンド機能が付いているので、サテライトSPを追加すればホームシアターに発展できる。

 


フロントスピーカの選定

 テレビの横に置くスピーカーは目立ってはならない。音質も大事だが、真っ黒にみえるものを選ぶ必要がある。

 今回はダリのZENSOR1とJBL Control1を用意した。

 

daliダリの正面周波数特性。能率86.5dBと低いこともあって大人しい音。低音がそこそこ出るので、これだけでもいけそう。

 

ct1_1  Contol1の正面周波数特性。エッジ交換済みのレストア品を入手した。能率が89dBと高くダリより活力ある音が出る。

 高域に癖があるがTW軸上を少し外れるとフラットになる。100Hz以下が出てないが、壁際に寄せることで多少改善できる。

 

<測定の詳細>
 測定位置はSP近接(数十センチ)。WaveGeneでピンクノイズを作って再生、ICレコーダで録音し、WaveSpectraと1/3Octバンド分析マクロを使って計算するとこのグラフが得られる。

 


サブウーファの選定

 AVアンプVSX-S500とセットで使える同社のS-SLW500と、ヤマハNS-SW210を用意した。特性の実測結果は次の通り。測定はAVアンプの機能(レベル調整用ノイズ)を利用した。

slw500 パイオニアS-SLW500の特性。50Hz以下が急降下。この製品はLPFを内蔵しておらず箱の強度も足りない。

 

yst210 ヤマハNS-SW210の特性。下の方までダラ下がりに伸びていて取説に記載の公称カーブに近い。
 ポート共振周波数は約35Hz。30Hz以下は望めないがHi-Fiシステムでもここまで必要なソースは少ない。小口径のフロントSPと組み合わせてシアターを構築する目的ではこれで十分。

 

 SW210は電源連動機能が無いため別途電源連動タップを用意してAVアンプと電源を連動させる必要がある。

 

s333 リビングでメインに使っているシステム商品 HTP-S333内蔵サブウーファの参考特性。SW210と同等だった。

 
 

システム調整

 

xbefore ダリのZENSOR1とサブウーファーS-SLW500を使った調整前の特性。やや山谷がある。 

 

xafter

 アンプの音場自動調整+手動イコライジング後。コーナーに置くシステムは定在波の影響で凹凸が出やすく、自動調整だけで満足いく結果を得るのは難しい。

 

 


ホームシアターへ発展

 

 DSC03362 余っていたHTP-S333付属SPをサテライトSPに流用してミニシアターを作ってみた。

 テレビが壁よりなので片方のサテライトが耳のすぐ近くになる。音量と遅延のバランスはAVアンプで調整されるが、出てくる音はや吹き抜けに設置したホームシアターに遠く及ばない。

 但しゲームでは四方八方から音が出ていい感じだ。

 

  pioneerminiこのスピーカーは中域にクセがある。特性を測ると、2kHzあたりにピークが確認できた。純音で鳴らせば高調波を伴う異音として聞こえるだろう。

 おそらくエンクロージュアの問題だが、サテライトとして使う場合は許容できる。

 

 


<参考購入先>
AVアンプ
デジタルAVアンプ
HTP-S333 アンプをサブウーファー内臓したシステム。デジタルアンプ駆動。HDMIの連動も安定しています

お勧めのフロントスピーカ
エレクトロボイスのスピーカー 能率99dBのSX300はシアターに好適
CLASSIC PRO / CSP6 16cmタイプ。ほとんどのAV用フロントスピーカを凌駕するでしょう

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