灯油ポンプの選び方

 石油ストーブや石油ファンヒータを使う場合、灯油をタンクに移すポンプが必要になる。灯油ポンプはいろいろある。今回は多くのポンプから見つけた優れモノをご紹介する。

 

灯油ポンプの種類

1.サイフォン式

 サイフォンの原理を利用したポンプ。先端の円筒部分を横からもむようにして呼び水を行い、サイフォンを作動させる。昔からある最も安価なポンプ。使い方にコツがいる。

2.電動式

 電動でポンプを駆動する。操作は簡単だが、電池の消耗が大きく、故障しやすい欠点がある。

3.加圧式

 空気圧を利用して給油を行う。原理はピストンでタンクに空気を送り込んで圧力をあげ、それによって灯油を押し出す。 加圧式を作るメーカーは少なく、タカギ工進くらい。

 

実例

 今回はタガギのポリカンポンプを買ってみた。実際作業してみると、ピストンをスコスコ押しているだけであっというまに給油が終わる。楽に素早く給油ができ、量の調整がしやすく、電池も必要ない。

タカギのポリカンポンプをタンクに取り付けた様子

 細かく観察すると、ユーザーの利便を考えて細部までよく考えられていることが伺える。ポリタンクに取り付けたままの状態にしておけるのも便利。

 ポリタンクにはもう一つ口があるが、このキャップのパッキンが劣化しているとそこから空気が漏れてうまく給油できないことがある。この製品には、そのためのパッキンが付属している。

 たかが灯油ポンプと思うかも知れないが、これは馬鹿に出来ない良くできた商品。この製品は二年保証。品質もいいようだ。

 欠点は、タンクに灯油が少なくなると効率が悪くなる点。少なくなったら無理にポンプを使わず、ジョウゴなどを使って入れてしまうのが早い。

 

 

<参考購入先>
タカギ ポリカンポンプ
灯油ポンプ一覧 ポリカンポンプほどよく考えて作られている商品は少ないです
ジョウゴ 大型のジョウゴが一つあると便利です

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サイフォンの呼び水を簡単にやる方法