HDDはなぜ壊れやすくなったのか~動作中に本体を動かしてはならない!

 2001年にHDDのトラブルを初めて経験した。最近購入した3台のうち1台(Maxster)は初期不良(ものすごい異音)、2台(Fujitu)は使用1ヶ月で中身が読みとれなくなった。3台購入したうち2台がダメになったのだ。

 

 私は1997年からソフトを作って販売している[2]。近頃「HDDが死んだのでパスワードを再発行してほしい」という問い合わせが増えた。最初不思議に思っていたが、どうやらHDDの故障が増えた事情もあるようだ。

 

デリケートになったHDD

 しかし、なぜこんなに故障が多いのだろう?

 HDDは容量増加に伴って超精密機器になり、今までと同じ梱包や取り扱いでは無事で済まくなってきたのかもしれない。

 回転数が高くなったことも関係ありそうだ。HDDが回転している状態で本体を動かすと、ジャイロモーメントが働きディスクが湾曲したり軸受に過大な負荷がかる。

 HDDが回転しているときは、絶対に動かしてはいけない(私は、電源を切って10秒待って動かすようにしている)。

※:回転している物体は、その姿勢を維持しようとする。そこへ外力を加えると、抵抗する力が発生する。それがジャイロモーメント。

 

これまでのような取り扱いはNG

 今後HDDを購入するときは、デリケートで壊れやすいことを念頭において取り扱う必要があるようだ。バルク品は初期不良のみ交換可で保証がない。少々高くても、1年以上の保証が付くリテール商品を購入した方が安心だ。

 一般に、HDDの回転数は、低いほど寿命が長く、故障が少ないと考えられる。7,200rpmより、5,400rpmのほうが丈夫で発熱が少ない。最近は10,000rpmを超える機種もあるが、その分リスクが大きいこと考慮したい。

 なお、HDDを購入したら、クイックフォーマットして使うのではなく、時間がかかるがフルチェックしてから使うことをお勧めしたい。これはHDD製造メーカーが配布している診断ツール[1]を利用する。

 

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<参考文献>
1.Data Lifeguard Diagnostic for Windows WDの診断ツールです
CrystalDiskInfo HDDのコンディションをチェックできる定番ツールです