豊川稲荷の知られざる観光スポット

  私の実家は愛知県豊川にあり、豊川稲荷は歩いて数分の場所。子供のころは、豊川稲荷とこれに隣接する稲荷公園が遊び場だった。

 豊川稲荷は年始参りで賑わうが、大抵の人は総門(正門)から入って本殿でお参りし、おみくじを買うか、祈祷してオシマイになっている。そこから奥に入っていこうとする人は少ない。

 そこで、あまり知られていない奥の領域と、知られざる観光スポットをご紹介したい。

 

観光案内図

 

 オレンジの印が観光スポット。年始参りでは本殿は眺めるだけにして奥に入る。

 奥には神様が専門別に分かれて散在しているので、自分のニーズにあった神様にお参りする。カネが目当てなら大黒堂、家庭円満・縁結びなら万橙堂がよかろう。

 トイレは少ないのでよくチェックしておきたい。

 さすると御利益があるとかいう噂から、つねにタッチされている大国天の像。

 

 

年始の接近方法

 地元の私は裏道を知ってるのでクルマで近づくのはたやすいが、外から来る人はそう簡単にいかない。年始にクルマで近づくと渋滞にハマって時間が無駄になるので、電車をお勧めする。 観光案内図は電車で来訪するケースを前提にルートを書いた。

 どーしてもクルマがいいという人は、駐車場待ちの行列に並ぶのではなく別の道を通って接近し、近隣にたくさんある個人駐車場(年始だけ空いた土地を駐車場にして商売している)を探すといい。

 

観光スポット

★おきつねあげ(正月のみ)

 醤油で焼いたあぶらあげを食べ歩きできるよう工夫したB級グルメ。近所には類似商品の「きつねバーガー」もあるが、私的には食材の持ち味を生かして純和風に仕上げたこちらがお勧め。「まつや」の看板が目印。

 きつねバーガーは行列をつくるが、おきつねあげの方はあまり知られてないのか、さほど並ばずに買える。これを買ったら食べながら総門に向かって歩く。

 毎年仕様が違う。2018年はメニューが整理され具がネギだけの「白ぎつね」に、包みが和紙からキッチンペーパーになった。

 そのせい醤油が染みて手が汚れる。上着の袖まで汚れることがあるので注意したい。

 

 

★異教徒の活動(正月のみ)

 毎年総門の前で異教徒が活動している。プラカードには神がどうとか書いてあり、内容は毎年違う。彼らは宗教的な視点から世の中の課題を見ている。今年は何を訴えているのか観察しておこう。

 

★橋の上から本殿と庭園の鯉を見る

 庭園の池にかかる橋は、庭園と本殿が最も美しく見えるスポット。しばらく足を止めて堪能しよう。悠々と泳ぐ錦鯉も見どころ。

 庭園の橋から撮影した本殿(1987年,ミノルタX-7 50mm F1.7)。午後から逆光になってしまうので、写真を撮るなら午前中がいい。

 ベストな写真が撮れるのは季節・天候に恵まれた日のごく短い時間帯に限られる。

 

 

★霊弧塚

 最深部に位置する聖域。平日、ひと気のない時にくると不気味な気配が漂う。

 入口から入って右側に大きな溶岩がある。「岩の窪みに嵌ったお金をうまく取り出せるとお金持ちになれる」とする逸話があるが、賽銭泥棒のようで感心しない(誰かが勝手に作った話かも・・)

 

 この逸話は、「岩の窪みにお賽銭を入れて願いをかけ、願いが叶ったらお礼にまた金を入れる」ことにしたい。

 

★謎の洋館

 霊弧塚の裏手の森の奥に仏閣に似つかわしくない白塗りの洋館がある。

 1970年代、夕方になるとこの付近からエレクトーンの演奏とみられる音楽が聞こえてきたのを憶えている(子供心に不気味だった)。この建物、何の目的で建てられ、何に使われていたのか謎。近年は古い機械の物置になっている。

 ここは普段、立ち入り禁止区域なので、遠くから見るだけにしよう。

 表の道路から。長い間、屋根しか見えなかった為その存在が知られることはなかったが、近年外周の生垣が大幅に剪定されて下の方まで見えるようになった。

 

 

★戦没牛馬記念碑

 海軍工廠供養塔の裏手の森の奥にひっそりと牛馬記念碑がある。戦争で使役された牛馬を祀るもの。

 

★古い看板

 裏通りの道沿いにある秋葉神社から2件ほど進んだところに昭和時代の古い看板が沢山貼りつけられた建物が残っている。滅多に見られるものではないから、ぜひ見ておきたい。

 看板の一部。コブラとマングースの決闘がみられるとか。見せ物として決闘させられる当事者の心情はいかに。

 他にもいろんな看板がある。

 

 

★異様な木造建物

 裏口2から入ると豊川稲荷の裏方を支える従業員のための施設を見学できる。入ってすぐ左手に古い木造の宿舎がある。

 ほったて小屋のような物件が立ち並ぶ様子からして、おそらくかなり古いもの。雰囲気が異様で近寄り難い。

 裏口2が開いている時間は6:30~16:30。閉まっている場合は中からアクセスできる。

 

 

<参考購入先>
お参りのノウハウ

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豊川稲荷公式HP https://www.toyokawainari.jp/