HDDの差し替えは危険がいっぱい~PC内蔵HDDケースの落とし穴

 ソフト開発をしているとマルチOS環境が必要になることがある。1台のHDDには「基本パーテーション」を4つしか切れないので、インストールできるOSは4つまで。拡張パーテーションを使って増やすこともできるが、シンプルに構成しないとハマる。
 4つ以上のOSが必要な場合、PCのフロントパネルから脱着可能式にしてHDDを物理的に差し替えて使う方法がある。

 

 PCのフロントパネルからHDDを差し替えて使えるPC内蔵形のHDDケースが市販されている。HDDを直接交換するものと、HDDをリムーバブルケースに入れてそれを交換するものがある。
 

owl2 写真は2001年に販売されていたオウルテックの商品。ファンが付いているものは音が問題になる場合がある。カートリッジ式は奥行寸法が長くマザーに干渉することがあるので注意。

 この商品の弱点は、信頼性の低いコネクタの接点だった。

 

 HDDを差し替えを繰り返すと接点が摩耗して接触不良が出やすくなる。元々、この部分は繰り返し脱着に適した部品が使われていない。カートリッジを使わず、HDDやSSDを直接脱着するとドライブ本体の電気接点が摩耗してしまう。
 ここはコンタクトオイルを塗ることで摩耗を減らして寿命を延ばすことが出来る。

 

 ソフト開発を目的にHDDの物理交換を運用して私が出した結論は、使い物にならないだった。

 

 うまく認識しなかったり、アクセスでエラーが出たり、とにかくラブルが多かった。この原因が接点の接触不良なのか、HDDの故障なのか、よくわからない。脱着の衝撃がHDDの寿命を縮める要因になっていたのかもしれない。

 NASなどでHDDが故障した時だけ交換する、そんな使い方なら問題ないと思う。ソフト開発等で、OSのスイッチが頻繁に必要な場合、HDDの物理交換はやめたほうがよさそうだ。この場合はHDDをPCに内蔵しておき、MBM[1]やシステムコマンダー(現在絶版)などのOS切り替えソフトを使うのが安全だ。

 

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<参考文献>
1.MBM HDDは 2TB,4台までといった制限があるので注意ください