キーボードの操作感を劇的に良くする~メンブレンをリアルフォース並みに!

  今や、キーボードは1000円前後で買える。安いキーボードの多くは、最初は調子いいが、使ううちに引っかかりを感じるようになる(押し込んだまま、戻らなくなることも)。

 それが次第にストレスになり、ゴミが溜まるなどして汚くなると「安いしそろそろ買い換えるか」で破棄。大抵、そんな形で消費されていると思う。

 

 安いキーボードのほとんどが、お椀のようなラバードームを潰して打鍵するメンブレン式。打鍵音が静かで、一般からビジネスまで広く普及している。

 世の中には高級なキーボードがある。その多くはメカニカル式。いいものだが、私にはカチャカチャいう音がうるさく感じる。

 メンブレンでもなく、メカニカルでもない、両者のいいとこ取りした高級キーボードがある。東プレのREALFORCE(リアルフォース)。

 静電容量式、無接点で、打鍵音が静か。触った感じからすると、メンブレン式に近い。そのお値段は、リアルフォース1台でメンブレン式が10台買える。タイピングを重視する金融機関や業務用で使われているという[Wiki]。信頼性、打鍵速度、ミスタイプのしにくさから、キーボードの頂点の一つといえる。

 

 

分解清掃できないキーボードは消耗品

 キーボードは使ううちに汚れていく。キートップは拭けば済むが、隙間に入り込んだ髪の毛などのゴミは掃除機で吸っても取れない。私は年に1度、分解清掃している。

 

 ロジクールK310。私がキーボードを買う時は、まず裏を見る。

 分解が容易なようにねじが露出していること、チルトスタンドや滑り止めゴムの作りがしっかりしていること、などがチェックポイント。

 

 裏のねじを外すと、キーの付いたトップカバーを分離できる。洗剤などを使って思う存分丸洗いできる。

 

 ダメなキーボードの例(ロジクールK120)。

 半年くらいで滑り止めゴムが取れてしまう。スタンドも貧弱で取れやすい。3年保証しているのでリクエストを出すといつも無償で新品をくれるが、きりがないので3回目に諦めた。

 

 写真はロジクールのPROメカニカル。ほとんどのねじが隠れている。いくら良いキーボードも、分解できないものは、私からすると使い捨て消耗品。

 

 

 

キータッチを改善する!

 分解掃除したついでにプラスチック専用グリスを摺動部に塗ると、音が静かになりタッチが劇的に改善する。ストレスのもとになるひっかかりも、これで完全解消する。

pad1 グリスを塗る場所は「摺動部」。スポンジの上にキートップを載せるとキーが押された形でこちらに出っ張る。そこにプラスチック用グリスを塗布する。

 写真はフッ素グリス(Rational001s)だが、高価なので勿体ない。最近はRational003s(高粘度版)で統一。

 

 以前は爪楊枝でチマチマやっていたが時間がかかる。今は指を使って上下左右に「なぞる」ように塗り付けている。キーを1個1個、外す必要はない。

 

 最近これと似たような記事を見るようになったが、粘度の高いグリスを塗ると感触が重くなりすぎることがある。特定のキーだけグリスを塗ると違和感を生じるので、全部塗るのがポイントだ。

 Rational003sは半練りなので粘度の点では安心。特にひっかかりを無くしたい部分は、念入りに塗っておくとよい。

 

 ※:K310はスポンジに乗せても出っ張らないので、枠を持ち上げてキーが引っ込んだところへ塗る。

 最後に元通りねじを締めるが、このとき締めすぎに注意する。ねじ山をバカにしまうとそこの固定が「無し」になってしまう。ねじ山にもグリスを塗っておくと以後の脱着が楽になり、ねじ山も長持ちする。

 

 グリス処理したキーボードは、押した感触がとても滑らかで、高級感がある。塗る前とは比較にならない。

 これは、あのリアルフォース以上かもしれない。そんな高級感のあるタッチに改善できる。

 

 

<参考購入先>
プラスチック用グリス