アルカリ電池の恐怖~液漏リスクを下げるノウハウを紹介

アルカリ電池をリモコンに入れていたら、いつのまにか液漏れしていた・・
買い置きしたアルカリ電池が、いつの間にか全部パーになっていた・・

 そんな経験はないだろうか。

 電池の賞味期限(自然劣化による消費期限)は、アルカリ電池が製造から2年、マンガン電池は3年というようにマンガン電池の方が長い。ところが電池の容量は、アルカリ電池の方が大きいので、アルカリ電池の方が長く持つ。この性質の違いが、様々なトラブルを生む原因になっている。

 

(2014/2 補足)
本記事は2004年の状況に基づくものです。現在はエボルタなどの優秀な電池が出現し賞味期限は格段に延び液漏れのリスクも少なくなってきました。

 

 

電池を使い切る前に寿命が先に来る現実

 マンガン電池の場合が一般的だった頃は、賞味期限が切れる前に電池の方が先に無くなることが多かった。なので「電池が切れたら交換する」運用で問題なかった。

 ところが、アルカリ電池は賞味期限が過ぎても電池が無くならない。「まだ使えるから」「勿体ない」と思って使い続けるから、知らない間に液漏れして機器をダメにしてしまう。

 アルカリ電池はマンガン電池のように買い置きできない。しかし多くの消費者はマンガン電池のように買い置きして寿命が残り少ない電池を使ってしまう。これもトラブルの原因になっているようだ。

 

エアコンやテレビはリモコンと運命共同体

 最近の家電はリコモンが壊れると使えなくなるものが多い。そんな機器ではリモコンと本体が運命共同体。電池が液漏れしてリモコンがダメになると本体も同時に使えなくなり全体の買い替えになってしまう。

 リモコンは液漏れ以外にも水濡れや落下などの衝撃で壊れることがある。壊さない為の保護も必要だ。

 

 リモコン保護のための商品はいろいろあるが、私は食品用のラップにたどり着いた。写真はサランラップを被せたもの。透明度が高く、素材自体安い。
 破損しやすい角部に耐衝撃性をもたせるため上下端部の余りをくるくる巻いてまとめ、セロテープで止めれば完成。

 

 

アルカリ電池本来の用途

 アルカリ電池、マンガン電池は、それぞれ用途が異なる。

 リモコンや時計、非常用懐中電灯など、細く長く使う用途にはマンガン電池。
 デジタルカメラやポータブル機器、オモチャなど、大きな電気を短時間に消費する用途にはアルカリ電池が向いている。基本的に、マンガン電池で1年持たないところにアルカリ電池を使うと思えばいい。

 アルカリ電池を細く長く使う用途に使うと、電池が切れる前に液漏れするリスクが高まる。テレビやエアコンは製造終了後7年過ぎると修理不能なので、7年過ぎてリモコンが壊れると、本体ごと買い替えになる。

 

液漏れリスクを下げる方法

 電池は用途に応じて使い分けるのが正しいが、実際は面倒だし、マンガン電池は店頭から消えつつある。リモコン用に単四のマンガンを求めても置いてない店が多くなってた。今後はアルカリ電池に統一するしかなさそうだ。

 アルカリ電池でも上手に運用すればトラブルに遭わなくて済む。そのポイントは、「計画的な電池交換」にある。

 例えば、毎年年末に、自宅にあるすべての電池を漏れなく全数交換する。使っていない機器からは抜いておく。これが最も安全だ。

 忘れがちなのが、カーナビのリモコン、ガス石油器具、クッキング秤や体重計、タンスや押入、外の物置にしまい込んだカメラやオモチャ類。大掃除のついでに、徹底的にチェックして欲しい。

 

結論~年末の全数交換がお勧め

 年に1度、全数交換を行うことで、液漏れの原因である過放電、充電、新旧混合、異種混合[1]の4つをすべて防止できる。アルカリ電池の消費期限は2年。もし1年目に交換が漏れても、1年余裕がある。

 それと、安いノーブランドの電池や、多数使うケースでは液漏れのリスクが高い。国産ブランドの電池を選ぶこと、4個以上使う機器はこまめな点検をお勧めしたい。

 アルカリ電池はリスキーな電池であることをくれぐれも忘れないで欲しい。

 

 

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液漏れの実例

 

2017年1月 三菱電池液漏れ事件

 液漏れしやすいアルカリ電池でも、消費期限内(使用奨励期限内)であれば問題ない・・これまでそう考えてきたが、その常識が当てはまらない電池が見つかった。

 

  

 写真は三菱電機のLR6ME/1.5V。2017年1月に撮影。同時に写っているビニールに2本1パックされて未使用保管されていたもの。消費期限が1年以上残っているのに1本が破裂。同じ保管場所にほかの電池もあるが、破裂していたのはこの電池だけ。

 カスタマーサポートに相談しようと思って調べると、受付は電話のみ、しかも平日9時~17時で昼休みNGとまことに身勝手なもの。「出来るだけ問い合わせを減らしたい」そんな姿勢に感じられる。

 こういう所は対応も期待できないので諦めた。三菱の電池は最初から避けるか、買い置きしないようにする。これが私の行動指針に加わった。

 

 

<参考購入先>
液漏保障付電池
エボルタ 進化したアルカリ電池。最近は全部これに換えました
エネループ 進化したニッケル水素電池。メモリー効果を気にせず使えます
プログラムリモコン エアコンに使えるものが登場しました
リモコンカバー 形が合わなかったり、すぐ破れたり。使えるものはあまりありません

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