写真はカウブランドの固形石鹸。昭和時代、洗剤といえば石鹸だったが、いつの間にか使われなくなった。今回は、この石鹼が年齢を重ねた肌にとって、完璧な洗浄剤になりうることを解説する。
なぜボディソープに代わったのか
そっちの方が使い勝手がいいから。石鹸の問題に「石鹸カスで洗い場が汚れる」「肌がつっぱる」がある。以前、ミヨシブランドの液体せっけんを使ってこれを再確認し、ボディソープに戻した経緯がある[1]。子供にとっては「目に入るとしみる」ことも問題だった。
ボディソープは50代にとって害のある化学物質
ボディソープの害は「合成界面活性剤が肌のバリアを壊す」こと。これが様々な皮膚疾患のもととなり、抜け毛の原因になるとも言われる。「若いころは問題なかったのにはぜ?」と思うかもしれない。若いころは皮膚のバリアが強く、たとえ突破されてもすぐに代謝されるため、問題が起こりにくかったから、と推察する。
合成界面活性剤の害ついては以前「薄めて使えば問題ない」と考えて実践してきたが[2]、その後の長期運用の結果、皮膚に残留することに変わりはなく、問題を無くすことはできない、と結論付けた。
固形石鹸を使ってみる
以前は液体せっけんを使って失敗したので、今回は固形石鹸を用意した。写真はカウブランドの固形石鹸で、大昔からある大定番。これを使うのは子供のころ以来であり、開封すると懐かしい匂いがする。赤箱と青箱があるが、どちらも大差ない。匂いで選べばよいだろう。
使い方は単純。濡らした手でこすることで、その時に必要な量と濃度を得る。夏は多め、冬は少なめ、といった皮脂の量に合わせた調整も容易。
固形石鹸の運用には、石鹸置きがいる。これがないとふやけてダメになるから、必ず用意したい。
固形石鹸の問題を解決する手段
石鹸は全身に使えるものだが、使い出すと問題をあらためて認識する。それは「肌がつっぱる」「髪がゴワゴワになる」といういもの。これらはクエン酸の中和洗浄で完全に解決する。
写真はお風呂場に用意した5%クエン酸スプレー[3]。これを最後にシュっと吹いてお湯ですすいでおしまい。染みる場合は2~3%でも問題ない。クエン酸水はカビるので消毒用アルコールを少量混ぜておく[4]ことを忘れずに。このスプレーは加齢臭の消臭にも威力を発揮する[5]。
固形石鹸はクエン酸とセットで使って、はじめて完璧なスキン洗浄メソッドになる。最後の問題「石鹸カスによる洗い場の汚れ」は、まあ、頑張って掃除するしかない。
石鹸が肌にいいからと言って、台所用の洗剤や洗濯用の洗剤まで石鹸に変えるのはお勧めしない。ものには適材適所がある。他の用途では相変わらず合成界面活性剤がベストであり、石鹸の出番はない。
なお、皮脂が少なくなる冬は石鹸の洗浄力が高すぎる場合がある。後述する中性~弱酸性石鹸を試してほしい。
ボディスポンジはどれがいいか
洗剤を付けて肌をこするアイテムも重要。若いころと同じやり方で擦っていると肌を痛めて皮膚炎の原因になる。これは硬度の違いがあり、次の順番になっている。
(硬い)軽石 >> ナイロンタオル > 木綿タオル > ウレタンスポンジ > 海綿スポンジ(柔らかい)
肌をこする目的は、表面の汚れを落とす他に、古い角質を取り除いて肌のターンオーバーを促すことがある。肌に応じて適切な硬さのものを選ぶ必要がある。50代の肌に合うのはウレタンから右。ウレタンスポンジか、海綿スポンジがよい。
<参考購入先>
カウブランドの固形石鹸
洗浄料が穏やかな中性~弱酸性石鹸(中和洗浄不要)
ミノン薬用スキンソープ Doveビューティークリームバー
石鹸置き
クエン酸
消毒用アルコール
スプレーボトル(酸・アルカリ、アルコール対応)
体を洗うアイテム
海綿スポンジ(ソフトで肌に優しい)
ウレタンスポンジ(しっかり角質を除去したい人向け)
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