錆止めに使える透明コーティング剤はあるか1

 防錆といえばこれまで塗料が主であり、皮膜は非透明なのが普通だった。透明な錆止め塗料があれば、外観を変えずにいろんなものを長持ちさせることができる。
 ルミナスなどクロムメッキのスチール製品を水周りに転用したり、これまで決め手の無かった自転車のような屋外鉄製品を綺麗な状態のまま長期間維持することが出来るかもしれない。

 実験方法はよく磨いた鉄板にサンプル塗料を塗布して、よく乾燥後、雨滴の当たる屋外に暴露しておく。
 写真のテストピースに塗布したサンプルは左から

 LBうすめ:ラストボンドSG(溶剤で希釈して薄塗)
 LB:ラストボンドSG(原液厚塗)
 GS:常温ガラス塗料(シラグシタール)
 MH:メルドスハードオイル(自然塗料)
 ワセリン
 ジンクリッチ塗料(ローバルα)

である。

 ラストボンドSGはエポキシ系の防錆専用塗料。リボスの自然塗料やガラスコートは元々防錆用途ではないが、過去の経験から効果が期待できるので候補にした。比較のため、ワセリンとローバルのジンクリッチ塗料(薄塗り)を入れた。実験開始は7月末。

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表1.実験結果

塗料 2週間後 1ヵ月後 3ヵ月後
ラストボンドSG(薄塗) ×
ラストボンドSG(厚塗) ×
常温ガラス塗料
自然塗料
ワセリン ×
ジンクリッチ塗料

 

 自然塗料の防錆効果はジンクリッチ塗料に匹敵するようだ。硬化後の皮膜はパラフィンに似ており、水を遮断する能力に優れている。ただし、光酸化して茶褐色に変色する、皮膜が柔らかく耐磨耗性がよくないという欠点がある。変色はどの自然塗装もあることだが、アルドボスの方が少ないようだ。

 常温ガラスコートはこれまで木材の改質保護や汚染防止に用途を見出して使ってきたが、防錆にも優れた効果を発揮する万能コーティング剤のようだ。

 ワセリンはそこに皮膜があれば水分をシャットアウトして錆びない。一時防錆用途に使えるようである。

 ラストボンドは期待はずれ。一部がさびるとそこから塗料の下地に潜り込む形で錆が広がっている。一番よさそうに見えるものが実はダメだった、ということはよくある話。こういうものは実際テストしてみることが重要だ。

 

<参考購入先>
こちらをご参照ください。

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