BDレコーダもTVも売れない~PX-W3U3が見せる未来のデジタル視聴環境

 我が家のクルマは、後部座席でDVDを見ることが出る。いつだったか、大型連休のドライブ用にテレビで録画した番組をDVDに焼こうと考えたことがあった「きっと、楽しい旅行になるに違いない・・」そう思った。

 

 我が家にはレグザと、同じ東芝のDVDプレイヤー内臓レコーダ(S303)があったから「レグザで録画した番組をレコーダにいったんダビングして、DVDに焼けばいい」最初はそれが簡単にできると考えていた。しかし実際は違っていた。

 まずTVで録画したデータをDVDまでもっていけない。「アナログダビングならいいのでは」と思ったが、こちらもしっかりコピーガードがかかっていてダメだった。結局まる一日、試行錯誤して疲れてしまった。

 結局「テレビで録画したものは、そのテレビの前で見る」ことしか許されていないようである。そこから外に出すことは不可能ではないが、利用者にとって不都合な結果を伴うから「実質出来ない」と考えるのが適当のようだ。

 

 PLEX PX-W3U3というTVチューナの存在を知ったのはつい最近のことである。10cm角程度の小さな箱形でとても軽い。パソコンにUSB接続して使う。地デジ2ch+BS/CS2chの合計4チューナを内臓している。

「ふーん」「なにそれ」「そんなものが」

と思うかもしれないが、この機器はライフスタイルを一変させる機能を秘めている。動作環境の構築が結構大変だが、あるチューナソフトを組み合わせると、家中のパソコンが地デジテレビに変身する。録画番組がどのパソコンからでも自由に見れる。もちろん、録画したものをDVDに焼くことも自由だ。無線LANに繋がったノートがあれば「いつでもどこでも」自由に地デジとその録画番組を視聴できる。

「こんなに自由で快適な、コンテンツライフがあったんだ!」

そう叫びたくなる。一度この環境を体験すると、録画機能付きのテレビやレコーダが「制約が多すぎて、何も出来ない不便な商品」に見えてくる。
 そして「テレビの前に座って」しか地デジが見れない制約やコピーガードが、いかに利便を損なう仕組みであるかを認識させられる。テレビやレコーダの低迷は、多すぎる制約による「不便」が大きな要因の一つに違いない。

 そのうちテレビとレコーダはパソコンに統合されて消滅し、リビングの大画面液晶はパソコンに繋がれた「マルチメディアディスプレイ」になるのではないか。生活が便利にも豊かにもならないデジタル家電は、売れなくて当然、消えても仕方のないことだ。

※PX-W3U3の環境設定はVladiさんのブログに詳しい。

 PLEXのチューナーを使うためには別途B-CASカードが必要。入手しずらいので、テレビが映る機器を捨てる機会があったら保管しておこう(自己責任で)。

 

 

<参考購入先>
PLEXのチューナー

PX-W3U3の視聴環境を自動的に構築できるインストーラです。
TVBonExpress