ボリウムのガリ復活とiPhoneのイヤホン端子を無劣化にする方法

 蓄熱暖房機(オルスバーグ)が4年過ぎたあたりから調子が悪くなってきた。この機器は2つのボリウムで蓄熱量と温度設定を変えられる仕組みだが、その設定値がチラチラ変化して安定しない。症状からするとボリウムの接点不良が原因らしい。

DSC03122 ボリウムの感触から巻線式ポテンションメータが使われていると思ったが、操作部をバラしてみたところ普通の炭素皮膜式だった(写真)。

 この手の抵抗器は次第に摩耗し「ガリ」が出る宿命にある。何も対策しないとどんどん摩耗が進んで使えなくなる。部品交換してもしばらくすれば問題が再発するため解決しない。

 

 ボリウムのガリ除去とコンディションの再生にオイルが有効だが、電気接点に使えるオイルは限られている。CRCを吹くと一時的に良くなるが拡散流失or蒸発して問題が再発する。広がった油で周辺がベタベタになり埃だらけになることも。市販のコンタクトオイルでも同じ。

 ここはRational003を使用。これはPAOベースの高品質オイル(半練グリース)で蒸発や拡散の問題が無い。一度塗布すればボリウムの劣化を防いでくれる。但しダメージが進んだものは現状をキープするだけ。そのためできるだけ早期(出来れば購入直後)の施工が望ましい。

 今回の対象がは幸い可変抵抗器が裸だったが、カバー付きのものはバラせない場合がある。機器を買うときは最初からこういう問題が起こらなもの、例えば設定変更が上下ボタン式もしくは光学エンコーダー式(1周以上くるくる回すことができるもの)になっているものを選びたい。

 

DSC0040302 USBやイヤホンのミニプラグも繰り返し挿抜するうちにメッキが削れて腐食し接触が悪くなる。ここにコンタクトオイルが有効。

 USBの挿抜寿命は僅か1500回[1]。Rational003の塗布で寿命は大幅に伸びいつまでも調子よく使うことができる。

 

DSC0040901 メモリカードも挿抜するたびに接点が磨耗していくもの。これも同じように接点の磨耗を防ぎ寿命を延ばせる。

 

 

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 機器を買ったらすぐにRational003を塗布。これで本体の寿命まで端子を調子よく保つことができる。接触抵抗が重要なSPターミナルの塗布は必須。

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使わない端子は埃が付かないよう防塵キャップをはめたり、養生テープを貼っておきます(湿気で粘着が劣化するビニールテープは不可)。これをやるとやらないのでは大違い。

 

 

<参考購入先>
Rational003 Rational003は2002年から取り組んできた研究の成果物。半練タイプのコンタクトオイルは現在でも唯一のオンリーワン商品です
養生用テープ一覧 養生用テープは品質の高い粘着剤が使われていて湿気などで劣化しません。長期保護に有用です

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接点復活剤・コンタクトオイル研究のまとめ

<参考文献>
[1] オムロン XM7型USBコネクタデータシートより