ボールプールは究極の寝具か

 子供の遊び場にボールプールという遊具がある。空気の入った直径8cm程度のビニール製ボールを充填したプールだ。

 十分な深さのあるボールプールに体を沈めると、とても気持ちがいい。私はここで寝込んでしまい、係員に起こされた経験がある。

 

 

ボールプールはなぜ気持ちいいのか

 理由は多分、次の点にある。

1.体圧が完全に均一分散される
2.次元的に自由な姿勢のまま寝られる
3.通気が良くムレない

 考えてみれば、これは寝具の理想そのもの。

 人が寝るとき、布団や枕が必用なのは、3次元形状の人体を2次元平面にあわせるため。どんなに優れたスプリングを使っても、体圧の完全分散は難しく、完全に合う枕も、おそらく作れない。

 そのため、圧迫された部分がどうしてもできる。人が無意識に寝返りをうつのは、圧迫された部分の血行を回復させるためだという。

 低反発、ウオータベッド、ジェルベッドというものがある。体圧は分散するが、反力が弱いため体を保持できない。これも結局、解決にならない。

 ボールプールは姿勢や向き、足や腕の方向など、どのような形で寝ても体圧を均一に分散して体を保持する。これを寝具にすれば、寝返りの回数が減り、睡眠の質が大幅に向上する可能性がある。医療器具としても有用かもしれない。

 

ボールプールを寝具にするための課題

 ボールプールを本格的な寝具にするには、少し改良の余地がある。

 派手すぎる色は、落ち着いた色にする必要がある。ボール径も8cmではやや大きい。適当なサイズがありそうだ。

 既存の寝具の素材は、すべてボールの材質の候補になりうる。ボールに工夫を加えることで、様々な機能や付加価値を追加できる。活性炭や畜光物質を混合すれば見た目や消臭効果がアップする。中に液体を入れて比熱や慣性の調整も可能。

 送風機を埋めて空気の循環やクーリングもできる。

 ポールプールの寝具応用は、検討する価値があると、考えている(PAT.Pend)。

 

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