自転車を長持ちさせる~自転車の錆びを防ぐ方法

  写真は5年過ぎた我が家の自転車。ブレーキワイヤーやサドルのスプリングが錆びている。自転車は5年くらいで錆びが酷くなって破棄される使い捨て消耗品になっている。これを錆びさせずに長持ちさせる方法を見つけたのでご紹介する。

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 2014年、新しく自転車を購入した。DCMブランドのお買い得商品で、空気の代わりにウレタンが注入されている「パンクしない」自転車。乗ってみると空気圧が減ってきたタイヤといった感じ、ころがり抵抗はやや大きい。

 安いだけあってハンドル以外の大半は鉄にクロームメッキ。放っておけば数年でサビサビで破棄となるだろう。

 そこで今回、錆防止にローバルαというジンクスプレーを塗布してみた。ジンクリッチ塗料ともいう。ジンクリッチというのはジンク(亜鉛)がリッチ(豊富)に含まれた塗料という意味だ。塗装部位はタイヤやサドルも含む「全塗装」。亜鉛の粉末は紫外線を通さないので、ゴムや樹脂部品の保護効果も同時に期待できる[1]

 

DSC03383元々シルバーの自転車を買ってジンク塗装すると塗装が目立たない。オールシールバー自転車の外観は独特で結構目立つ。 亜鉛を使った犠牲防食は屋外で実績ある方法だ。万一キズ付いて鉄の地肌が見えても周りに亜鉛があると錆びない。

 全塗装後、反射板や防犯登録部、ライトなど塗料が付いてはいけない部分は完全乾燥前にペイント薄め液(灯油)で拭くことで簡単に取れる。

 

 

 自転車が数年で使い捨ての消耗品になっているのは好ましくない。タイヤ交換しながらクルマ同様10年持たせるのが私の目標だ。1缶千円ちょっとのジンクリッチ塗料でそれが叶えば言うこと無い。今後数年ごとに経過をレビューしていきたい。

 

(2017/5/4 追記)

 施工後3年後の様子をご紹介する。

  

 この自転車は購入後9年。まだまだ現役。そろそろタイヤ交換が必要だが、錆や樹脂の劣化は止まっている。

 子供が通学に毎日乗っていたものだが、タイヤの減り以外、特に問題はみられない。

(2021/1/13 追記)

 施工後6年過ぎたの様子をご紹介する。

亜鉛メッキ塗料施工後6年の自転車の様子亜鉛メッキ塗料施工後6年の自転車の様子

ブレーキハンドルが壊れた様子 亜鉛メッキ塗料施工後6年の自転車のタイヤ

 タイヤが摩耗限界を超え、ブレーキハンドルが壊れた自転車。そろそろ寿命。修理する価値がないので処分の予定。錆びが自転車の寿命を決める要因にならなかった点に注目したい。亜鉛メッキ塗料が、自転車の錆止めに有効なことを確認できた。

 

<参考購入先>
パンクしない自転車一覧
ジンクスプレー 一缶でちょうど1台の自転車を塗装できます。
ブレーキ&パーツクリーナー 塗装前の脱脂洗浄剤。ゴムやサドルなど樹脂部品に付かないよう注意してください。

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