パナソニック縦型洗濯機が風呂水給水できない~原因は意外なものだった

2016年に導入したパナソニックの縦型洗濯機(NA-FA100H2[1])が風呂水を吸わなくなった。吸ったり吸わなかったりで安定しない。分解して調べた結果、原因は意外なものだった。

 

風呂水を吸わない要因

 風呂水の給水が失敗する要因には次がある。

1.フィルターの目詰まり(フィルターはホース入口、ポンプ入口の2か所ある)
2.ホースの破れ
3.ポンプの故障
4.呼び水が入ってこない

 大抵は1,2のどちらかを点検すれば吸うようになる。モーターが回っていなければ単純にポンプの故障。問題は4。今回は1~3までクリアしており、4の問題に取り組むことになった。

 

風呂水ポンプを分解してみる

 パナソニックのサービスを呼んだら風呂水ポンプを交換していった。数日様子を見たところ、吸ったり吸わなかったりで変わらない。古いポンプを自分で調べてみた。
(修理代1.9万円。有償修理の際に取り換えた古い部品はお客様の所有物。勝手に持ち去ったり、処分していいというものではない。)

洗濯機の給水ポンプ

 風呂水給水ポンプ。上の穴が入口、横に2つパイプが出ていて、左の大きい方が排出で、右の小さい方が呼び水用。洗濯機を運転すると最初に小さい穴から呼び水が入り、モーターが回ると負圧が発生して水を吸う仕組み。

 

吸水ポンプを分解したところ

 分解。ゴムの逆止弁が少し劣化していた。逆止弁に隙間があると呼び水が入っても外に排出されてしまい、負圧が立たないことがある。

吸水ポンプの逆止め弁

 劣化して細かい亀裂が見られる逆止弁。たった3年でここまで劣化するものだろうか。

 内部は綺麗そのもので、汚れが問題ではなさそう。パッキンは正常で気密などの問題は見られない。

 逆止弁が原因ならポンプを新品に替えたので直るはず、でもダメだった。吸わないときのモーターの音からして呼び水が入っていない模様。呼び水がないとモーターが空回りするだけで負圧が立たない。

 

呼び水が入らない原因を調べる

 再びパナソニックのサービスを呼んで呼び水のことを言ったら、また風呂水ポンプだけ交換して帰ろうとしたので、今度は私の指示通りに作業してもらった。

 写真は洗剤入れの外カバー。横に2つ穴が開いてて、ここに先ほどの風呂水ポンプの2つの穴が繋がる。

 

洗濯機の洗剤入れを横から見たところ

 左の小さい方が呼び水の穴。給水されるとこの穴から水が出てきてポンプに入る仕組み。

 この状態で給水すると小さい穴から呼び水がジョボジョボ出てくる。しかしポンプを取り付けると抵抗が増えて中に水が入っていかない。

洗濯機の洗剤入れを取り出したところ

 全部バラして調べてみたが原因は判然としない。呼び水は給水の一部が分岐して入る単純な仕組みであり、形状で決まっていて調整の余地がない。ハテどうしたものか。

 これは設計不良かと思ったが・・

 

原因は意外なものだった

 2時間思い悩んだのち、試しに給水栓のバルブを絞ってみたところ呼び水がポンプにどんどん入って満水になった。これまでどうやっても入らなかった水がどうして入るようになったのか。

 その原因は、水の勢い(慣性)にあった。つまり、水栓から出てくる水の勢いが激しすぎて、呼び水に分岐するところを通り越して流れていたのだった。

 結局、水栓を少し絞るだけで、この問題は解決した。

洗濯機用の水栓

 洗濯機の水栓。ここを絞るだけで改善するとは・・これは通常は思いもよらないこと。ってことは、風呂水給水ポンプは替えなくて良かったのかも!?

 呼び水が入る適切な給水量の調整方法もわかった。給水しながら水栓を絞っていって、洗濯機に落ちる水の勢いが少し衰え始めたところが最適。

 しかし水栓は最大に開けて使う場合もあると思う。パナソニックの洗濯機は、こんなことをしないと正常に機能しないのだろうか・・

 修理代が1.9万円かかった。1年1万円として、2年余分に持ってくれないとモトがとれない[2]。はたしてどうなるか。

 

 <参考購入先>
縦形大容量洗濯機一覧
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