生活家電の値段は、いくらくらいが妥当か

 大物家電が壊れると、大抵の人は突然の高額出費に嘆く。

 我が家では、9年使ってきた洗濯機(パナソニックNA-FS801)にとうとうお迎えが来てしまった。今年オーバーホールしたばかりなのに、パルセーターのスプラインが完全に磨耗してツルツルに。どうやら、コタツ布団を無理に押し込んで洗ったのがいけなかったらしい。

 新しく買った洗濯機の出費は8万円。はたしてこの金額は、高いのか安いのか。

 

設計上の使用期間(耐用年数)をチェックする

DSC01795_01a 写真は今回買った洗濯機。パナソニックNA-FA100H2。以前のものと同じメーカー、同じ方式。変えたのは容量だけ。布団が無理なく洗えるよう8kg⇒10kgに増やした。

 縦型洗濯機は毎年モデルチェンジするが、中身はほとんど変わらない。技術が枯れていて、改良の余地があまりないのだろう。

 

DSC01799a 本体正面に貼ってあるシールの拡大。「設計上の使用期間」とは耐用年数や寿命のこと。洗濯機の場合は7年が多い。

 この「設計上の使用期間」は、購入金額を決める際の重要な参考になる

 

 

コストは、購入価格を耐用年数で割って判断する

 私は、購入価格を耐用年数で割った金額が1万円を目安(年1万円)に商品を選ぶようにしている。

 例えば、10年もつ商品なら、10万円を予算の上限とする。年1万円未満で買えたら「いい買い物した」、年1万円を超えたら「ちょっと贅沢しちゃった」と考える。いい買い物をしたのであれば、価格はあまり気にならない。

 今回購入した洗濯機は8万円だから8年使えれば問題ない。設計上の使用期間は7年なので、7年過ぎたら買い替えに備えて予算を確保すると共に、事前に次の商品を選んでおく。

 そして予定通り7年すぎて壊れたら、事前に選定済みの商品をカートに入れてポチる。このようにすると、

「突然のトラブルで想定外の出費」が、「予定通りの結果と予算の消化」に変わる。

高額な出費に嘆くこともなければ、修理か買い替えで悩むこともない。

 

耐用年数より前で壊れたら・・

 もし耐用年数を全うする前に壊れて修理代に2万円払ったら、使用期間を2年延長してその通り持てば問題ない(7年を想定していたのなら、9年)。

 もし設計上の使用期間の終わり際で壊れたら・・たとえば7年の使用期間を見込んでいた商品が5~6年目に壊れたら、買い換える(修理代が2~3万円なので、修理代を払わず買い換えた場合と、修理して残りの期間使った場合とで、結果が同じになる)

 このとき不便を我慢してきたとか、壊れた部分が主要部分だった場合、商品の選択を間違ったと考える。他のメーカーの商品に買い替えよう。

 

耐用年数より長く使えた場合

 想定していた使用期間を超えて長く使えたら、「今まで良く働いてくれたね」と言って見送れる。このとき、いままで与えてくれた利得に感謝して今までと同じメーカー、同じ方式の商品を選ぶのが正しい。

 買い替えをきっかけにリサーチすると、新しい機能や技術に魅力を感じることがあるが、長い年月をかけて完成度を高めてきた技術の価値は高い。目新しいものに飛びつかず、枯れた技術だけで構成されたごく普通の商品を選ぶことが長く使う上でポイントになる。

 

結局いくらくらいが妥当か

 ところで、年間1万円の目安は妥当だろうか。高額な電化製品は洗濯機以外にもある。冷蔵庫、エアコン、電子レンジ、テレビ等々。我が家の場合は、電気温水器、IHクッキングヒーター、浴室暖房乾燥機、蓄熱暖房機がある。

 年1万円で消化している家電が10台あれば、月平均8千円を家電の購入に充てている計算になる。他を含めるとだいたい、月平均1万円くらい。これより高い出費が許されない人にとって、

 購入価格を耐用年数(設計上の使用期間、寿命)で割った金額が1万円を上限の目安にして商品に選ぶ

 行動は妥当だ。

 故障するより陳腐化が先にくる商品がある。パソコンやデジカメがそうで、こちらは陳腐化の年数(5年程度)を目安に5万円を上限にする。レンズキットは10万円を切らないと高い(レンズは10年と考える為)。それ以上の出費は「お父さんの密かな贅沢」に違いない。

 

<参考購入先>
パナソニック洗濯機 10kgタイプ 間違いのない選択です
洗濯機置台 キャスターがナイロンかシリコン製のものを選んでください。天然ゴムは床を変色させることがあります
真下排水 洗濯パンを真下排水に替えるための部材
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