選び方」カテゴリーアーカイブ

サブウーファーの音の遅れを測る2~インピーダンス特性から遅れを算出する

 前回はトーンバーストを使った遅れの測定結果をご紹介した[3]。この方法は任意の周波数の遅れを測れるが、ボンボン不快に響く低音は、遅れが最も大きい周波数が目立った結果。私たちが知りたいのは、その遅れの最大値ではないだろうか。そこで、今回はこれを正確に測る方法を検討した。

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浴室音響システムの選び方~トクラス(ヤマハ)のサウンドシャワーの問題点

 システムバスではオプションで音響設備を選べる。「お風呂で音楽が聞けたらステキ」と思うかもしれないが本当にそうか。トクラス(ヤマハ)の「サウンドシャワー」を7年使ってみた結果をご紹介したい。 続きを読む

小さい部屋に大きなスピーカーはなぜダメなのか~ルームチューニングでオーディオの音を劇的に良くする

 「低音がボワボワする」「音がはっきりしない」「高い商品に買い換えれば・・」そう思って行動しても結果は変わらない。「部屋に原因があるのでは?」そんな考えが頭をよぎるが具体的にどうしたら良いか、わからないから機器の買い替えに走ってしまう。

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ジャズ喫茶ベイシーの音の秘密~ハイレゾ時代のスピーカー選び

 ベイシーとは岩手県一関市にあるジャズ喫茶。スピーカーの構成は15″ウーファー(JBL 2220B)2発を密閉箱に入れ、中高域にホーンを使ったもの。能率は103~104dBと推測される。良い音を得るために能率が重要なファクターであることをベイシーのシステムが教えている。

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人気復活するアナログレコード~なぜ今注目されるのか

 アナログレコードの需要が2006年を底に上昇しているという。注意深く針を落としたらササッと後ろに退いて体育座りで音楽を楽しむ。そんな時代は確かにあった。レコードにはA面とB面があり、片面の再生が終わったらひっくり返さなければならなかった。

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高能率スピーカーの選び方~生演奏の迫力を自宅で再現する

ドラムやパーカッションの生音には迫力がある。しかしスピーカーの再生音にはそれがない。特性がいくら良くても生音と「かけはなれた」音しか出ない。これこそ現代のスピーカーに一番欠けているもの。この謎を考察し、生音に近い音の出るスピーカー選びのポイントをご紹介する。

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