昔はオーディオ雑誌がオーディオファンの唯一の情報源だった。ネットが発達し、情報が簡単に検索できる現代も状況にあまり変わりがない。オーディオの世界は相変わらず、あいまいな人の感覚に支配されており、正しい知識や情報が伝わらず、間違った認識が訂正されない。なぜこんな状況が続いているのか。今回は、この問題を取り上げる。
「業界・市場」カテゴリーアーカイブ
YAMAHA(ヤマハ)NS-5000は失敗作か
NS-5000は2016年7月に登場したヤマハのハイエンドスピーカー。廃れた感漂うHi-Fiオーディオ市場で注目を集めた新商品。発売から1年過ぎても価格.comにレビューがない。おそらくあまり売れていないのだろう。なぜこんなことになってしまったのか。
人気復活するアナログレコード~なぜ今注目されるのか
アナログレコードの需要が2006年を底に上昇しているという。注意深く針を落としたらササッと後ろに退いて体育座りで音楽を楽しむ。そんな時代は確かにあった。レコードにはA面とB面があり、片面の再生が終わったらひっくり返さなければならなかった。
ハイエンドオーディオとは何か~ガラクタだらけのハイエンド市場
ハイエンドオーディオが息を吹き返してきた。元々ハイエンドは見た目だけの商品。貴金属や高級木材が贅沢に使われ、ゴージャスなインテリアの中に置ける外観が与えられている。これらは「音も一応出せる調度品」であって、音や性能を期待できる商品でないことに注意したい。
音楽再生の過去と未来~オーディオ再生システムは将来こうなる!
1980年代、レンタルレコードがあった。学生だった私はここでレコードをレンタルしてカセットテープにダビングしていた。テープの収録時間は決まっている。時間を考えながら曲の構成に頭を悩ませていた。レコードにもテープにも「頭出し」という神経を使う作業が必要だった。 続きを読む
クライオ処理はオーディオ機器を痛める
星の数ほどあるオーディオ機器やアクセサリを低温にさらすだけで、全く新しい付加価値をもった商品に生まれ変わる。おいしい商売のネタだが、その危険性をご紹介したい。
オーディオアクセサリーはガラクタだらけ
オーディオアクセサリーは1970年代から大幅に増えたが、私には商売のネタを業者が増やしただけに見える。
オーディオという趣味が廃れたのはなぜか
コンポーネントの売れ筋がミニコンポに移り、フルサイズのコンポが売れなくなった。その市場も海外製品に押されて虫の息。国産コンポの魅力がここまで落ち込んだのはなぜだろう。
オーディオの最終目標はなにか~忠実再生 原音再生?それとも・・
オーディオ機器の目標は「忠実再生」といわれる。よい再生機とは録音されている信号を忠実に伝えられる装置。それが達成されたら機器選びが終わり、以後バラ色の音楽生活を送ることができるのだろうか。
オーディオマニアはこうして生み出される
オーディオ機器を求める最初の動機は純粋だ。「好きな音楽をいい音で聞きたい」その好きな音楽とは、アニメの主題歌だったり、アイドル曲だったり、おさかな天国だったかもしれない。オーディオ機器を買った人たちは、その後次のパターンに分かれる。