DIY」タグアーカイブ

防湿庫でレンズを保管するとバルサム切れする?~防湿庫の選び方

 カメラやレンズを風通しの悪い場所に放置するとカビることが知られている。カメラの保管湿度は30〜50%RHが奨励されているが、これは「相対湿度」の話。相対湿度は温度とセットで考えないと片手落ちだが、このことを意識している人はあまりいない。

 また、乾燥のさせ過ぎ(過乾燥)は悪いとされ、その理由が「潤滑油が乾くから」とする記事をみかけるが、湿度と潤滑油の乾きは、何の関係もない。水分の過乾燥による悪影響は樹脂部品の変形収縮くらいしか、思い浮かばない。

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サイフォン呼び水の失敗をゼロにする

 サイフォンはいろんなところで利用される。身近なサイフォンの例は灯油をストーブに入れるときのホースだ。サイフォンの原理を知らず、満タンになるまでひたすらシュコシュコやっている人はあまりいないと思う。

 サイフォンのいいところは無動力で液体をAからBに移送できることだが、使いにくい面もある。呼び水が必要なことと、止めるとき液が止まらなくてこぼしやすいことだ(出口を持ち上げてしまう人が多い)。最大の課題は「呼び水」で、ホースを持って汚水に手を突っ込んだり、クルマからガソリンを抜こうとして口に入れてしまった人はいないだろうか。

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エアコンはなぜカビだらけになるのか2〜フィルタにフィルタを被せる

 エアコンは使ううちに埃が溜まり、そこにカビがつく。この原因は、フィルタの性能が低いせいだと以前書いた。クルマのフィルタは十分改善されたが、家庭用は30年も前からザルのような性能のフィルタを付けたエアコンを作り続けている。お掃除ロボットはザルの掃除をやるだけ、クリーン運転機能も解決になっていない。
 このザルフィルタの性能を補う商品がある。3Mの「フィルタレット」。3つのグレードがあり、今回は真ん中のグレード「赤い箱」を購入した。

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究極の美肌化粧水を作る~カチセロパウダーの威力

 ネット上には尿素やグリセリンを使って化粧水を自作する記事がたくさん見られる。あまり普及しないのはべたついたり皮膚の上で弾くなど、使用感が良くないところに原因があるようだ。

 増粘剤を配合すれば、市販品とまったく同じ使用感の化粧水を、はるかに低コストで作れる。今回はそのレシピをご紹介したい。

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オイルフィニッシュで食洗機に耐える皮膜を作る

 木部の仕上げに自然塗料を塗ることを「オイルフィニッシュ」と呼んでいる。染み込ませて拭き取るだけなので塗料さえ入手すれば誰でも簡単に施工できる。自然塗料の主原料はアマニオイルなどの「乾性油」で、古くから油絵具のベースオイルとして使われてきた。

 DSC00589写真はアマニオイルにシッカチーフ(硬化促進剤)を混ぜて作った硬化物。このような破片を作るといろんな実験ができ物性の理解に役立つ。

 酸素と反応して硬化することから、溶剤を混ぜても先に揮発して無溶剤塗料のような緻密な皮膜ができる。表面から硬化が進むため塗膜が厚いと硬化に時間がかかる。

 硬化物は表面張力で水をはじき、溶剤に溶けない。柔らかく弾性があるため、傷がつきやすく摩耗しやすいが、自分で簡単に補修できる。

 

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地球ゴマの秘密を解く~3軸ジンバルに見る不思議な挙動

 地球ゴマが2015年4月を持って生産を終了し、生産元が廃業することになった。私が持っている地球ゴマは最近買ったもの(といっても10年くらい前)だが、子供のころ売っていたものとあまり変わっていないように見える。何十年もの間、意匠もパッケージも変えずによく同じものを作り続けてきたと思う。

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1ヶ月で切れるパルックボールプレミア~LED電球は本当にオトクか

 ネット上には高効率のスパイラル電球(蛍光灯)をLED替えても経済効果が無いとする分析をみかける。このような記事の大半はカタログ公称値をベースに試算した結果にすぎない。

 LED電球の寿命は4万時間といわれるが十分な実績はまだなくもっと早く切れてしまうこともあるようだ。一方、蛍光灯の寿命は12000時間をうたう商品があるが実際にそこまで持ったという話はあまり聞かない。

 これらの電球が寿命より早く切れてしまうケースは確かに存在し、カタログ公称値を使った経済効果の試算は実態と合わない。

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ボリウムのガリ復活とiPhoneのイヤホン端子を無劣化にする方法

 蓄熱暖房機(オルスバーグ)が4年過ぎたあたりから調子が悪くなってきた。この機器は2つのボリウムで蓄熱量と温度設定を変えられる仕組みだが、その設定値がチラチラ変化して安定しない。症状からするとボリウムの接点不良が原因らしい。

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5千円の機械時計はロレックスを超えるか~ひぶ朗でタイムグラファー2

時計のテンプが発する振動はたいへん小さい。タイムグラファーではこの微細な振動をいかにS/Nよく検知し、増幅するかがポイントになる。ネット上には市販のアンプや100均グッズを利用した自作記事が見られるがS/N十分とはいえないようだ。前回はネット上の記事を参考にトライしてみたが、出力がBTLだったりゲインが不足するなどして満足いくものを作れなかった。

圧電素子をチャージアンプで受けたい、ローカットフィルが欲しい、電源をUSBから取れるようにしたい、などと考えると100均やキットの寄せ集めでは作れなくなってアンプを自分で設計して自作するしかない。今回はこの方向で検討した。

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